まるはば~ん!
クロワッサン絢友です。
皆さんコーヒーはお好きですか??
私はコーヒー豆の袋を開けた瞬間の、焼き立てクッキーのようなあの香ばしい匂いが大好きです。
味については豆によりけりでしょうけど、まぁまぁ、そこそこ好きです。
言うなればコーヒーミーハーという感じです。
さて、今回はコーヒーをテーマにお話します。
1.茶色い飲み物といえばなんYah?
前回の色の記事を引きずっていてごめんなさい(笑
アラビア語で茶色は
بُنِّيّ (bunniyy)「ぶんにぃー」です。
コーヒーの色という意味も持ちます。
ぶんにぃーは بُنّ (bunn)「ぶん」という単語が語源になっています。
語根で見ると分かりやすいです。
ぶんにぃーの語根は
ب ن ن です。
بُنّ の右から二文字目の上にあるωは同じ音を繰り返す印なので
ب ن ن と書いていることになります。
この語根にはコーヒー豆、コーヒーノキ、上質で強い香りという意味があります。
コーヒー豆に関する語彙以外の派生語は持たないことが大きな特徴です。
ここで注意ですが、「ぶん」自体は飲料としてのコーヒーを指すものではありません。
飲料としてのコーヒーは
قَهْوَة (qahwa)「かふわ」と言います。
コーヒー、ワインあとは向精神薬という意味を持ちます。
一般的にはコーヒーの意味で使われる単語です。
喫茶店のことは「まくはん」と言います。
まくはんでは普通のブラックコーヒーも提供されますが、
アラブ地域では「かふわ・あらびぃや」という伝統的なアラブ風コーヒーも味わうことができます。
こちらはカルダモンやクローブなどの体を温める作用のあるスパイスで香味付けされています。
当時からコーヒーは体を冷やす性質のものであるとされていたので、スパイスで温性を補っていたのです。
2.コーヒーのはじまり
コーヒー豆が採れるコーヒーノキの原産地はエチオピアだという説が最も有力とされ、エチオピアからアラブ地域へと広まったそうです。
コーヒーノキの実が食用となるきっかけとなったのは、エチオピアの羊飼い「カルディ」が夜中に興奮したヤギを見つけた出来事です。
ヤギの様子を不思議に思い、原因を探ったところ、コーヒーノキの実を食べていたのを発見。
そこから食用の歴史が始まったそうです。
元々は飲むというよりも煮て食べたり、バターで炒めるのが主流でした。
コーヒーと輸入食品のお店「カルディ」はこの言い伝えがもとになっています。
余談ですが、羊飼いなのになんでヤギ?ヒツジじゃなくて?という疑問を持った方もいることでしょう。
羊飼いは草食の家畜動物(ヒツジ、ヤギ、ラクダ、ロバ、ウシなど)を放牧管理していた人のことを指します。
話を元に戻します!
飲用が深く根付いたのには宗教が大きくかかわっています。
カルディの一件でコーヒーノキの実を食べたヤギが興奮していたのに着目した修道僧は、夜中に行う祈祷のための眠気覚ましとしてコーヒーノキの実を用いるようになりました。
これがコーヒー飲用の始まりとされています。
良い眠気覚ましとして正教会系の修道院で広まり、次第に学者や商人たちにも知れ渡ることとなりました。
3.イスラームとコーヒー
イスラーム世界にコーヒーがやってきたのは、イランの哲学者がエチオピアから「眠気覚まし」として持ち帰ったのが始まりとされています。
ちなみに、エチオピアで使われるアムハラ語は、アラビア語と同じセム語派の言語です。
言語が近いということが文化交流にも影響を与えていたことでしょう。
庶民の間でも親しまれていたエチオピアとは異なり、イスラーム世界では寺院の秘薬として扱われていたとのことです。
コーヒーの煮汁だけではなく、前述のカルダモンやクローブといった体を温める香辛料を添加したコーヒーはさぞかし高価なものとされていたことでしょう。
夜の祈祷の際、眠気を飛ばし、体をポカポカにする「気付け薬」として扱い、精神を研ぎ澄ますことで神とのつながりをより強固にする狙いありました。
一般人に広く飲まれるようになったのは、そこからおよそ500~600年の時を経てからだとか。
一般人に好んで飲まれるようになった背景にもイスラームの戒律が関係しています。
ハラーム(禁じられたもの)であるアルコールの代わりとなる嗜好品としてコーヒーが好まれるようになったそうです。
民衆の心を掴んで離さなかったことから、指導者たちに目をつけられてしまい、禁止令、そして暴動へと発展したこともありました。
宗教や制限がなければ、「コーヒー文化」と謳われるほどに世界的に浸透することはなかったかもしれませんね。
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最後になりましたが、コーヒーの知識には全くもって明るくないので、全日本コーヒー協会のサイトでちょろっとお勉強させてもらいました。
いろんなコラムがあって面白かったのでぜひ!
ここまで読んでくれてしゅくらん!
それではおやつ食べてたいーぶじっだん(とても元気)にいきましょう!
わだ~あん!
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