2025/05/28

宗教的な挨拶はこれYah

女の子2人が手を交わす様子

まるはばん!
クロワッサン絢友です🥐
思いのほかインド寄りな画像を作ってしまいました。

前回の記事につづき、今回も挨拶特集です。
宗教色濃口でお送りします!


こいくち

「あなたがたに平安あれ」※オールタイムOK
あっさらーむ あらいくむ
→(返答)わ あらいくむ さらーむ

・あらいくむ(on you)複数の「あなたたち」です。
・さらーむ(peace)
-

「神の御名において」
びすみっらー

食事の前に「いただきます」というように使われます。
コーランの各章冒頭にバスマラという聖句があり、その省略版です。

・び(with)
・いすむ(name)
・あっらー(god)

母音がそれぞれ前の音とつながり、省略されています。
ちなみに、バスマラのフルバージョンと訳はこちら。

「びすみっらーひるらふまーにるらひーむ」
慈悲あまねく慈悲深きアッラーの御名において
-

「神に称賛あれ」
あるはむどりっらー

ラッキーなことが起きたときや食事の後、上手くいったときなど、様々な場面で使える万能なフレーズです!
「神様のおかげです」といったニュアンスでつかいます。

・ある(the)
・はむどぅ(to praise)称賛することです。
・り(for)
・あっらー(god)
-

「神が望むのなら」
いんしゃーあっらー

これから起きる出来事に対して言う言葉。
 「あした6時に起きられるかなぁ?」
 「えー?いんしゃーあっらー(神が望むのなら)」
日常であればこのような使い方です。
「神のみぞ知る」というニュアンスですね。

・いん(if)
・しゃーあ(to will)
・あっらー(god)
-

「神が望んだこと」
まーしゃーあっらー

祝福するときや、褒めるときに使います。
祝福する出来事に対しては、「神の介入があった」と考えます。

また、褒めるときに使う理由に「邪視(じゃし)」という考え方があります。
日本でいうところの「妬み」です。
誰かが凄い事を成し遂げたときに「◯◯ができるの?すごいね!」と言っただけでは妬みの念が飛び、相手を無意識のうちに攻撃をしてしまうとされています。
そんな邪視を防ぐおまじないのような役割も持ち合わせています。

・まー(what)
・しゃーあ(willed)
・あっらー(god)

-
「さようなら」
まぁっあっさらーま

直訳すると「平和と共に」という意味です。
平和であれと願う心のうちには「ご安全に」といった願いも込められています。

・まぁ(with)
・ある(the)
・さらーむ(peace)



・・・以上が代表的な宗教色濃口の挨拶です。



気軽に言ってもいいのかなぁ?

最後に、「あっさらーむあらいくむ」について補足です。

ムスリムの中でも、特に厳格な解釈を取るいわゆる「原理主義」(※過激派とは異なります)の人にこの挨拶を使うと、定型の返答をしてくれないという場合もあるらしいです。

ただ、これは意地悪をしているのではなく、異教徒に対して
「あっさらーむあらいくむ」
と挨拶することは推奨されない、という戒律を守っているだけです。


いまこうして文字を打ちながら、私自身、過去にドバイの空港でトランジットする際に、エミレーツ航空のグランドスタッフに「あっさらーむあらいくむ!!」と大きな声で挨拶をしたことを思い出しました。

「わあらいくむさらーむ!」と返してくれたのが嬉しかったのですが...

航空会社のスタッフはそういったことに慣れているでしょうから、敬虔なムスリムであっても嫌な顔はしないかもしれません。

しかし、これが街なかで、相手が原理主義信仰のムスリムだったらどんな反応が返ってくるのだろう...?と、ふと思いました。

異教徒に対しての友好度合いというのは推し量れないものなので、なんだか難しいですね。

一般的には異教徒排除の方向ではなく、共生を目指しているそうなので、ここまで深く考える必要はないかもしれません。

しかし、こういう例もあるということを知っておけば、いざ出くわしたときに無駄に傷つくことがないので頭の片隅に置いておくと良いかもしれません。

とりあえず、結論としては「気軽に話して、当たって砕けてもめげない精神」でいいんじゃないでしょうかね?



それでは今回はここまで!
読んでくれてしゅくらん♡

それでは、まぁっあっさらーま

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