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は~い、クロワッサン絢友です🥐
今回はアラビア語とインドネシア語の共通語彙について少し紹介しますね。
1.なんでインドネシアでアラビア語?
アラビア語のブログなのに、急にインドネシア語が登場してびっくりですよね。
実はインドネシアってイスラーム教徒人口が世界で一番多い国なのです。
(男性の信教徒をムスリム、女性はムスリマといいます。)
中東から遠く離れた東南アジアに位置するインドネシアに、
アラブ文化の波がやってきたのは13世紀ごろ。
シルクロード界隈の商人たちが、船でジャワ島やスマトラ島に交易で訪れるようになったのが始まりです。
スパイス、織物、鉱物などの交易から始まり、次第に人同士の交流が深まります。
高級コーヒーとして世界的に有名なインドネシア原産「コピ・ルアク」も、交易でコーヒー文化が入ってこなければ存在すらしていないかもしれません。
さて、そんな交流が盛んになるにつれ、歌や踊りなどの芸術、教育、そして宗教といった中東文化も浸透していきました。
文化と共に、それらと関わりの深い「言葉」も次第に根差していったのです。
2.共通語彙の特徴はこんなんYah
アラビア語とインドネシア語の共通語彙数は実用レベルで1000語程度だとされています。
実際に生活の中で使われているものはさらに限られ、数百語ほどに留まるでしょう。
このうち、頻繁に使われているであろう語彙のトップジャンルは
やはりイスラームに関するものです。
次に感情や思考といった抽象的なモノの語彙です。
人権、法律、感謝、努力などの単語を例に挙げると分かりやすいでしょうか。
日用品に関する語彙が少ない点から考察できるのは、
その地に元々あったモノの名前が変わることは滅多にないけれど、
概念や思考という形のないモノは、
その時代にその土地で生きる人たちの価値基準によって静かに浸透し、
いつの間にか元あるものに取って代わる可能性があるということです。
インドネシアでは友好的にイスラームが浸透していったそうですが、
歴史っていうのはいつだって勝って生き残った人が記し残していくものなんですよね。
色濃く根付いた裏には、先住民たちが押さえつけられた血なまぐさいストーリーが様々あったと考える方が自然です。
自然界のあらゆるモノを神と信じる先住民たちのアニミズム的世界観と
唯一神アッラーを絶対的存在として信仰するイスラーム。
信仰対象がこれだけ相反するのであれば、少なからず抵抗や反発はあったことでしょう。
なんだか奥深い気もするし、戦争や植民地政策といった史実の事の始まりを考えてみると・・・少し寒気がしますね。
さて、話を語彙に戻します!
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